【配役表】
男・・・
女・・・
男 「ただいま」
女 「おかえりー」
男 「……来てたんだな」
女 「うん」
男 「今日仕事休みだったのか?」
女 「じゃなきゃここ来れないでしょ」
男 「まぁ、そうだな」
女 「ねぇ、お腹すいてる?」
男 「昼が遅かったからあんまり」
女 「なーんだ。何か作ってあげようと思ったのに」
男 「珍しい。明日は雪か」
女 「失礼ね、これでも料理は得意なんだから」
男 「ふーん」
女 「ほんとだよ?」
男 「別に疑ってねーよ」
女 「そういえば、一回も作ってあげたことないよね」
男 「うちのコンロ電気だし作りにくいだろ」
女 「家で作って持ってきてあげるよ。リクエストある?」
男 「ん、考えとくよ」
女 「……あれ、シャワー浴びないの?」
男 「時間もったいないだろ」
女 「今日は結構余裕あるよ」
男 「そうなのか?」
女 「うん」
男 「……あ。お前風呂入ったろ?」
女 「へへ、お借りしましたぁ」
男 「別にいーけど。ついでに掃除してくれたみたいだな」
女 「ああ、つい癖で」
男 「助かるよ」
女 「男の一人暮らしってさ、水まわりまで掃除行き届かないよね」
男 「するヤツもいるんじゃないか?」
女 「少なくとも私は見たことないけど」
男 「だらしない男とばっかり付き合ってたわけか」
女 「あんた自分も含まれてるってわかってる?」
男 「別にそんなに困るほど汚れねーし」
女 「汚しすぎる前に私がやってあげてるんじゃない」
男 「へーへーありがとうー」
女 「まぁ、私も使うから綺麗にしてるだけだけど」
男 「だったら言うなっつーの」
女 「ふふ」
男 「で。……シャワー浴びる時間あるなら浴びてくるけど?」
女 「うん。……でも、待てないー、とか言ってみたりして」
男 「なに今更かわいこぶってんだ」
女 「ひどーい、いってきなよー」
男 「冗談じゃなくて本気で言ったって言えばいいのに」
女 「えーと、20%くらいだよ」
男 「20%冗談で、80%本気な、理解理解」
女 「う。まぁ……そーだけど」
男 「相変わらずだな」
女 「うっさい。あ。ねぇねぇ、今日仕事忙しかった?」
男 「いや別に普通。なんで?」
女 「疲れてるかなーって確認しただけ」
男 「性欲と俺の体力の確認か。そんなに飢えてたか」
女 「うーー……」
男 「わかりやすいけど、もっと素直になれよな」
女 「素直って……(口付けられる)んっ……」
男 「ちゅ……くちゅ……」
女 「んっ……ふっ、(離れようとしたのを引き留めて唇を押し付ける)
……、やだ、もっと……んぅ……」
男 「おい……んっ………、ちゅ……んっ……」
女 「んんっ、ちゅっ……んム……はぅ…ん…」
男 「(やっと離れて)……おい。がっつきすぎ」
女 「だって。……久しぶりなんだもん」
男 「ま、いーけどな」
女 「積極的な女は嫌い?」
男 「嫌いじゃないけど、俺の好みはわかってんだろ?」
女 「う、うん」
男 「じゃ、始めるか」
女 「ぁ!
ネクタイで目隠しすると目、痛いんだけどな……」
男 「……ごちゃごちゃうっせぇよっ」(突き飛ばす)
女 「きゃ!!!」
男 「さて、と。……始めるか」
(カチャン、と手錠がしまる音がする)
女 「アッ……」
男 「まだ目隠しして手錠かけただけだぞ?」
女 「だって……、っ……ぁン!!」
男 「もう濡らしてる」
女 「ぅンっ、は、ァ……、」
男 「もう手錠の音だけでも反応するんじゃんココ」
女 「そ、そんなこと……あんっ、んっ……」
男 「ほら、ほら、ほら、……どんどん濡れてくる。下着がもうぐしょぐしょだ」
女 「ゃだ、そこばっかりぃ……んぅっ……」
男 「じゃあやめてやるよ」
女 「ぁう……意地悪ぅ……」
男 「意地悪…? 望みどおりの間違いだろ?」
女 「そんなこと……」
男 「焦らされたいくせに。でもって虐められたいんだよな?
もう普通じゃ満足できないだろ?」
女 「そういう身体にしたくせに……」
男 「俺のせい?」
女 「うん」
男 「違うだろ」
女 「え?」
男 「もともと……淫乱だったんだろ」(囁く)
女 「ぁんっ! あっ、アッ! アッ!!」
男 「乳首こんなに立たせて。いじってもらいたかったか?」
女 「んっ、うっ、あんっ……」
男 「違うよなぁ? こんなんじゃ物足りないんだろ?」
女 「そう……んっ、もっと、もっと強くっ」
男 「強く?」
女 「痛くされたいぃッ」
男 「変態ッ!!」(抓る)
女 「あぁあぁぁァァァアッッ!!!! はぁ……ハァ……」
男 「………もうイッた? 胸でイッたの?」
女 「だって……」
男 「だって? 口答えなんてするのか?
痛くされてイくマゾ豚が、偉くなったもんだなッ」
女 「あァッ……ンっウっ……!」
男 「痛くされるのが気持ちイイんだろ?」
女 「ゃっ、あんっ……ンぅ!!」
男 「今日は時間あるんだよな? たっぷり可愛がってやるよ」
女 「あっ、あんっ、まって、服脱がせ、てっ……はあんっっっ!!」
男 「豚は豚らしく啼け」
女 「んンン!! あっ、あっ!!」
男 「ちゅ…ちゅ…ちゅく…」(首筋に強く跡をつける)
女 「あっ、はんっ、んっ…んーっ…」
男 「……もう欲しいか?」
女 「ほ、欲しい」
男 「……淫乱ッ!」(叩く)
女 「あんっ!」
男 「そんなに欲しいんだったら、バイブでも咥えとけよ」
女 「やっ、だめっ……あああああああああっっっ!!!!!!!!」
男 「……挿れただけでまたイった? どうしようもないな?」
女 「あぁ、ああぁぁぁァァア……」
男 「まだ足りなそうな豚の為に、最大にしといてやるよ」
女 「!? ああっっ…!! あああああああああアアアア!」
男 「しっかり締めとけよ? 落としたらお仕置きだからな?」
女 「んんっ! あうっ……は、あ、ァァァ……」
男 「なんだ、上の口も寂しいのか、だったら咥えさせてやる」
女 「んあ、んぐうううう!!」
男 「しっかり味わえよ」
女 「ぐうっ、うううっん!!!!」
男 「しっかり舐めろ」
女 「むぐ……ちゅ……んちゅ……」
男 「もし歯をたてたらわかってんだろうな?」
女 「んぅ、うぅ、くちゅ、じゅる……」
男 「しっかり奥まで咥えろッ」
女 「んぐううっんんんっっ!!」
男 「何ちんたらやってんだ愚図!
自分だけ気持ちよければそれでいいのか、ああん!?」
女 「ぐぅぅっ! ううっ…」
男 「っ、……そう。……やればできるじゃないか」
女 「ぐぅん、うぅんんんんっん」
男 「いいぞ……そろそろイキそうだ」
女 「ぅうん、うぅうんンン!」
男 「吐き出さずに全部飲めよ」
女 「ン! ンん、んぅん……!」
男 「、くっ……、出すぞ……っ、っ……うっ!」
女 「んーーー……ーーっ……ーーーっ!!
………ゴクン……」
男 「……全部飲んだな?」
女 「うぅ」(うん)
男 「そのまま舐めろ」
女 「ん…むぐ…ん……むちゅ…」
男 「下にも挿れてほしいんだろ? しっかり綺麗にしろよ」
女 「んちゅ……んぐ、ーん、……」
男 「……覚悟しろよ? 徹底的にやってやる」
(間)
女 「うー…」
男 「ちょっと無理しすぎたか」
女 「へーき、」
男 「ほんとか?」
女 「無理するくらいじゃないと…気持ちヨくないもん……っげほっ、ごほっ」
男 「ったく……喉やばいじゃねーか。ほら、水」
女 「ありがと。(ゴクゴク)」
男 「どーすんだよ」
女 「どーもしないよ、カラオケで喉つぶした時よりは声枯れてないし」
男 「そっか」
女 「心配?」
男 「別に」
女 「……だよね」
男 「服大丈夫か?」
女 「こんだけしといてあとで聞くのってなんか間抜けだよね」
男 「まぁな」
女 「洗濯機と乾燥機貸して。洗っちゃう。
あ……その間にお風呂入りたい」
男 「追い炊きしてくる」
女 「うん」
男 「……、なぁ」
女 「んー?」
男 「お前は腹へらねーの?」
女 「今は疲労感の方が大きいよ。あ、お腹すいた?」
男 「運動すると腹へるだろ」
女 「あんたタフすぎ」
男 「若いからな」
女 「やめてよ同い年じゃん」
男 「体力の衰えを感じるには早いだろ」
女 「悪かったわね体力なくて」
男 「いや、お前はある方なんじゃね? あんだけしといて落ちないし」
女 「たまには落ちるまでヤってくれてもいいけど?」
男 「そうだな、そのうちな」
女 「えー、そのうちなのー?」
男 「お前いつもいきなり来るじゃねぇか。
次来たとき俺が疲れてる日だったらどーすんだよ。
約束やぶったとか文句言われても困る」
女 「ま、そーだね」
男 「言わないよ、くらい言えないのか」
女 「それこそ嘘つきになっちゃいそうだもん」
男 「ま、お前だったらそうだな」
女 「デショ?」
男 「……たまには連絡してから来れば?」
女 「えー……」
男 「お前いっつも唐突に来すぎなんだよ。俺の予定なんてお構いなしだろ」
女 「この間、全然帰ってこなかったときあったもんね」
男 「付き合いで飲み行ったりもするんだからな」
女 「しょーがないから掃除だけして帰ったけど」
男 「で、ご丁寧に、たたんだ洗濯物の上に置手紙」
女 「可愛いラブレターって言ってよね」
男 「うわキモい」
女 「ひどっ!」
男 「メールくらいよこせばよかったのに」
女 「別に合鍵あるから困らないし」
男 「合鍵の方が危なくないか?」
女 「そんなことはないけどね。……え、合鍵返した方がいい?」
男 「いや……別にいいけど」
女 「何ー、好きな子でもできたの?」
男 「できてないって。むしろ誰か紹介しろ」
女 「フリーの友達なんていないって」
男 「そりゃそうか」
女 「そうだよ」
男 「……そういやお前昔からさ」
女 「えー?」
男 「誰と付き合ってても、つーか……
誰かと付き合ってるときにしか、俺のトコ来なかったよな」
女 「えっ? そんなこと、ないよ」
男 「ごまかすならもっとうまく言えっつーの」
女 「……」
男 「別に責める気で言ってるんじゃねーぞ?
ただ、なんでかなーって思ってた」
女 「“なんで”?」
男 「なんで俺のトコ来んの?」
女 「……来ちゃだめだった?」
男 「つーか、その……」
女 「シたいからだよ」
男 「……ほう」
女 「私を満足させてくれる男ってなかなかいないんだもん」
男 「変態だもんな」
女 「うっさい」
男 「……彼氏と身体の相性が合わないから、俺で発散してた?」
女 「そう、そーゆーこと」
男 「……、ふーん」
女 「そっちだって、特定の彼女作らないでいつもフラフラしてたじゃん」
男 「若気の至りだ」
女 「今もじゃないのー?」
男 「今の職場にまず女がいないからな。
出会いがねーからアソビも本気も無理無理」
女 「あっそう」
男 「……ま、なんだかんだいって、お互い都合がいい関係だったのは確かだけどさ」
女 「うん」
男 「けど。……そん時と今とじゃ状況違うだろ」
女 「……そう? 同じでしょ」
男 「まぁ俺は同じかもしれんが」
女 「ならいいじゃん」
男 「……何にも、言わないのか」
女 「え? 何が?」
男 「……旦那」
女 「あはは!
言うわけないじゃん。言ってたらここ来れてないよ」
男 「そりゃそうだろうけど。
俺手加減もしねーし、身体の痕とかすげーだろ。どう言い訳してんの?」
女 「気付いてないよ。だからなーんにも言われない」
男 「そんなもんなのか?」
女 「そんなもんだよ」
男 「ふーん」
女 「なによ。珍しいじゃん、やけに詮索するね」
男 「そうだな」
女 「明日は雪かな」
男 「かもな」
女 「うわー困るー! どうりで寒いわけだね!
お風呂まだ沸かないの?」
男 「もう沸いたんじゃね? 追い炊きだと音楽鳴らねーからなぁ」
女 「お風呂入ろうよー」
男 「一緒に?」
女 「だめ?」
男 「いいよ」
女 「……ねぇ」
男 「何」
女 「……私もう来ない方がいい?」
男 「え?」
女 「……、そういうことなのかなって思って」
男 「別にそういうつもりで言ったわけじゃない」
女 「ほんとに?」
男 「ああ」
女 「……本当?」
男 「好きにしろよ」
女 「……そっか」
男 「おう」
女 「……また来てもいいんだよね?」
男 「……ああ」
女 「……うん。じゃあ……お風呂入ろ?」
男 「……ああ、入るか」
女 「うん」